リュウナエンド
場所:勇者小路
リ「長い戦いでしたね、シオンさん」
シ「ああ……でもリュウナがいたから、戦い抜くことが出来たよ」
リ「わたくしも、シオンさんが勇気づけてくれなければ
運命から途中で逃げ出していたかもしれません」
シ「運命か……」
リ「シオンさんとは、はじめて会ったときから
運命のようなものを感じていました
わたくしとシオンさんは何か見えないもので繋がっている……
そのような感じがします」
シ「実はボクもそう思ってたんだ
リュウナとの出会いはなんて運命的なんだろうって
運命の赤い糸で結ばれている女の子なのかもしれないって……」
リ「えっ? そ、そんな意味で言ったのではありません!
そんな、よこしまな考え、いけないと思います」(声上擦る)
シ「そんなに強く否定しなくても……
でも、もうそろそろ シオンさん、って呼ぶのはやめて欲しいな
なんか、よそよそしい気がして……」
リ「ご、ごめんなさい シオン……」
シ「これはこれは 聖なる巫女様に呼び捨てていただけるなど
光栄至極にございます」
リ「か、からかっているのですね、シオン!」
シ「はは、キミも普通の女の子なんだってやっとわかったよ」
リ「もう、ひどい人!」
シ「ははははは…… さあ、行こうか、リュウナ」
リ「シオン…… あなたとなら、この先どんな運命が待っていようと
一緒に乗り越えて行けそうな気がします」
シ「リュウナ様のためなら どこまでもお供させていただきますよ」
リ「いいかげんにしてください! もう!」
シ「あはは……」
リ「ふふふ……」